体重よりも基礎代謝と体脂肪

11/05/2009


このブログの読者の中には、ダイエットを目的にジョギングをされている方も多数いらっしゃると思います。

ジョギングにより、ジョギング後の体重減は実現できますが、それは一時的なものであり、ジョギング後の食事・水分補給により、あっと言う間に元の体重に戻ります。

また、ほぼ同一の環境下(気温・湿度等)で同じ距離・同じペースでジョギングしたとしても、体重の減り方、ジョギング後の体重の変化にはバラツキがあります。

これは、体脂肪率(体脂肪量)と基礎代謝量の相違によるもので、結論から言えば、真のダイエットを行なうのであれば、体脂肪率(体脂肪量)を下げ、基礎代謝量を増やす必要があります。

基礎代謝量とは何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要とするエネルギー量で、男性の場合、約1,500kcalとされています。

また、この基礎代謝量は筋肉量とも密接な関係を持っています。基礎代謝量が高いと食事で摂取したエネルギーが効率的に消費されるため、新たな体脂肪を生成する量が減少します。逆に基礎代謝量が低いと食事で摂取したエネルギーが体内に蓄積され、新たな体脂肪生成に回されます。

同じ量・内容の食事をしても、人によって体重の増減に差があるのは、この基礎代謝量の多寡によるものです。

基礎代謝量を増やすには、筋肉を増やす必要があります。食事の量を減らすことにより、体重は減りますが、脂肪・水分の減少と同時に、筋肉も減少させます。したがって、食事の量を減らして、ジョギングして、体重が下がったとしても、根本的な解決にはなっていません。逆にリバウンドを誘発します。

食事の量は、摂取カロリーが1,500kcalを下回るレベルであれば全く問題はありません。なぜならば、基礎代謝量以下のカロリー摂取であれば、摂取したカロリーが全て消費されるためです。

ダイエットの基本は、先ずは食事であり、ジョギングは補助的なものであり、一時的なエネルギー消費ツールと考えるべきです。2000kcalの食事をした場合は、500kcal消費相当のジョギングを行なえば、体重は維持されます。

0 comments

コメントを投稿