総合判定は昨年同様「要注意」であるため、目線は低いものの一安心。
GOTもGPTも正常値の範囲内であるにもかかわらずγGTPが飛びぬけてレンジ外なのは、アルコール摂取量の増加が原因。
2010 | 2009 | 2008 | |||||
肝機能 | GOT | 24 | 19 | 17 | |||
GPT | 21 | 20 | 17 | ||||
γGTP | 102 | 78 | 54 | ||||
脂質代謝 | 総コレステロール | 230 | 203 | 214 | |||
HDLコレステロール | 58 | 55 | 49 | ||||
中性脂肪 | 294 | 92 | 209 | ||||
LDLコレステロール | 123 | 128 | 124 |
【γGTPと中性脂肪の関係】
γGTPは、タンパク質を分解する酵素で、主に肝臓、腎臓・脾臓・小腸に含まれています。
γGTPは、臓器の細胞中でも、酵素の分泌と吸収に関係した部分に多く存在するので、肝臓の細胞が破壊された場合や、胆石や胆道がんなどで胆道がつまった場合に血液中に流れ出てきます。
γGTPは、アルコール摂取と密接な関係があり、病院で「お酒を飲むと上がる数値が高いですね」という場合は、ほとんどがこのγGTPを指しています。アルコールに対して、特に敏感な検査値で、他の検査では異常がなく、γGTPのみが高い場合は、アルコール摂取が影響している可能性が非常に高いと考えられます。
アルコールを摂取すると、肝臓で中性脂肪が合成されます。中性脂肪合成のピークは、アルコールを飲んで12時間後。合成された中性脂肪は肝臓から体の各部の末しょう組織へ運ばれますが、肝臓から運び去られるまでには、さらにその後12時間かかります。
思い起こせばこの1年間、アルコール摂取量は以前より増えたように思います。知らない間に、どんどん中性脂肪が合成されたのだと思います。
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