ワールドカップに学ぶ投資のヒント

7/13/2010


イングランドの教訓:グローバリゼーションは行き過ぎることも
英プレミアリーグは世界で最も国際的なプロサッカーリーグであり、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどの強豪クラブは世界中から有力選手を集めている。その結果、イングランド出身選手の出場機会は減る。したがって、2大会連続の成績不振は、悲しいことにイングランドでのサッカーの衰退を示唆している。
→投資ヒント:グローバリゼーションを掲げている銘柄は「売り」  

韓国・北朝鮮の教訓:閉ざされた国は停滞する。
今回のW杯には韓国と北朝鮮が共に出場した。韓国は不運にも決勝トーナメントでウルグアイに敗北したものの、見事なプレーを見せた。一方、北朝鮮はポルトガルに0-7で大敗した。世界に門戸を開いた国は急速に発展し、閉ざした国は停滞している。 
投資ヒント:アップルは「売り」。アップルは、同社が絶対的にコントロールする閉鎖されたシステムを信じている。いずれ、このことが転落につながるだろう。

イタリアの教訓:歴史はまったく当てにならない
イタリアほどの実績を携えて今回のW杯に臨んだチームはない。面白みの欠けるチームだが、前回2006年のW杯では優勝した。まったくのがらくたでも、そこそこの成績を収めるとだれもが考えていた。 今回は違った。ひどいチームで、早々に帰国した。
→投資ヒント:トヨタ自動車は「売り」。トヨタが地球上で最も成功を収めてきた自動車メーカーであることは事実だ。しかし深刻な製品リコール(無料の回収・修理)は、トヨタがそうした地位を失ったことを示唆している。素晴らしい実績は助けにならない。

ドイツの教訓:粋に変身しよう
気難しくて効率的、組織的で勤勉。歯を食いしばって勝ち上がり、おそらくPK戦で勝利をつかむ。しかし今回は違った。ドイツはブラジルチームがつま らなく見えるほど攻撃的なサッカーをし、中立的な観戦者からも喝采を浴びた。ドイツの創造的な才能を打ち消すことができたのは、スペイン守備陣の無慈悲さだけだった。これから得られた教訓とは、スタイルの大改革を行えば、世界に愛されるということだ。
投資ヒント:バーバリー・グループは「買い」。数十年前までは、おばあちゃんが着ていたレインコートを製造する企業だと思っていた。もはやそうではない。バーバリーは最もクールなブランドの一つであり、これからもそうであり続けそうだ。

スペインの教訓:信じ続けろ。そうすれば最後にはやり遂げられる。
スペインが優勝できるとは思っていなかった。スペインチーム自身もおそらくそう思っていなかっただろう。スペインは地球上で最も優れたサッカー国のひとつだが、準々決勝を突破したことはなかった。今回、スペインチームは根気強さについて教訓を与えてくれた。頑張れ。信じることをやめるな。そうすれば最後にはやり遂げられる。
投資ヒント:BPは「買い」。確かにメキシコ湾の油井からの原油流出はまだ続いている。チリの選手に与えられたイエローカードよりも多くの訴訟が控えている。 しかしいつの日かカムバックできるだろう。必要なのは信じることだけだ。

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