友人の過払い金返還請求問題

10/08/2010

今週月曜日に友人から過払い金返還請求問題について相談を受けました。

私が過去に過払い金返還請求経験ありということで相談を受けたわけではなく、業務上、大手の弁護士事務所とつきあっているから聞きやすいというのが、友人の相談理由です。

で、その友人に大手の弁護士事務所だと、個人の事案はあまり扱っていないから、大手か中小かに関係なく、過払い金返還請求に強い弁護士事務所の方が良いよとアドバイスしましたが、なかなか私を解放してくれなかったため、友人に代わり某弁護士事務所を訪問し、色々質問してきました。そして、その結果を友人に伝えました。

主な質疑応答内容は次の通りです。

Q1 残債があっても過払い金返還請求は可能か?
残債があっても過払い金返還請求は可能であるが、請求を行うと同時に支払を返済を止めることになるため、任意整理扱いとなり、5~7年間は現金ベースでの生活となる。

Q2 完済済であれば過払い金返還請求を行っても信用情報上の問題はないか?
問題は無いが、完済の情報が信用情報に流れるまで時間がかかるので、信用情報の内容を確認してからの方が良い。また、完済した場合は、必ず解約する必要がある。

Q3 家族や会社が知るところとなるのか?
債権者とのやりとりは全て弁護士が行うので、家族や会社に書類が届いたり連絡がいったりしない。

Q4 司法書士ではだめなのか?
司法書士は手続きが主で、仮に債権者の提示額に満足できず、裁判で決着させることを希望した場合、司法書士では対応できない。

Q5 過払い金返還請求は全ての債権者に対して行わなければならないのか?
選択可能。

ということで、その友人は、冬のボーナスで一部を完済し、戻ってきたらそれを財源に残りの残債を完済し、返還請求を行うこととなりました。

返還請求も自転車操業だねと伝えたら笑っていました。

0 comments

コメントを投稿